私のお気に入りのひとつでもある、コロンボ近郊のお寺をご紹介します。
ケラニヤ寺院(キャラニア寺院とも)Kelaniya Temple です。
ケラニア寺院の歴史
ケラニヤは、ブッダがインドからスリランカへ訪れたとされる場所のひとつです。ブッダはスリランカに3度訪問しました。その足跡16ヶ所は、「ソロスマスターナヤ」として、スリランカ仏教の聖地となっています。ケラニヤに訪れたのはスリランカ渡航の3度目、紀元前520年と言われています。
今まで紹介した他のソロスマスターナヤはこちら
ケラニア寺院は、コロンボに近いという場所柄もあり、古くから政治との関わりが強く、スリランカの良い時も悪い時も、その影響を大きく受けてきた寺院です
アヌラーダプラ王朝時代は5階建ての建物があったとされていますが、洪水などの自然災害、13世紀のインドのチョーラ朝の侵攻、植民地時代には破壊されるなどを経ています。20世紀前半に大幅な改築が行われ、今のような形となりました。
地元の人でいっぱいのケラニア寺院
コロンボから車で30分程度と便利な場所にありますが、外国人観光客の姿は少なかったです。
私が行ったのは週末だったこともあり、白い服を着たたくさんのスリランカの人がお参りに来ていました。人口の多いエリアなので、訪れる人も近郊の人が多いようです。
お寺の中に入る
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お寺の中に入ると、見事な壁画があります。寝仏や座仏など、大きな仏像がいくつかの部屋にありました。懸命に祈る人も。写真撮影は禁止されてはいませんが、カメラを向けるのがためらわれるほど厳かな雰囲気でした。
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思い出したのは、15年以上前に訪れた、焼けてしまう前のパリのノートルダム大聖堂です。都会の中にありながら、世間と隔絶されたかのような、ひたすら人々の祈りを受け止めてきた迫力のある場所でした。
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あちこちからお経を読む声がきこえる
建物の外でも、あちこちからお経を読む声が聞こえます。
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仏教に限らず、スリランカのお寺や教会は、祈りの場であり、ゆったり時間を過ごしながら親しい人と語らう場でもあることがとても素敵だなといつも思います。
もしかするとその中に混じって、仏様や神様(神様の種類にもよりますが)も一休みしているのかも、とも想像してしまうのです。
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(外国人観光客の場合は服の色は気にされない)
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裸足で歩いても足の裏が痛くない・・?
ケラニヤ寺院でもうひとつ印象的だったのは、
「足の裏が痛くない」
ことです。スリランカではお寺では靴を脱ぎ裸足になります。スリランカの人たちは慣れていますが、私にはこれがかなり痛くて辛くて、歩みが遅くなります。
しかしながら、このケラニヤ寺院ではかなりこまめに砂利が掃き出されているのか、足当たりが大変ソフトでした。このお寺の財政の豊かさを推察しました。
個人的にも好きな場所になりました。スリランカ旅行の最終日など、スリランカらしさを感じられる場所に訪れてみてはいかがでしょうか。
外国人観光客の服装は基本的に自由(ただし肌を多く見せるのはNG)ですが、白っぽい服を着ていくと、よりなじんだ感が味わえるかもしれません。私はよく、アヌラーダプラに行かれる方にも、Tシャツだけでも白いものを着ていくことをおすすめしています。
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スリランカでも、お寺は人々の生活が垣間見える場所です。スリランカの生活を知ってみたい、そんな方からもお問い合わせをお待ちしています。