スリランカブログ

スリランカの伝統舞踊を観る!踊る?[ハバラナカルチャーセンター]

今回は、スリランカの伝統舞踊、キャンディアンダンスを観られる場所を紹介します。

キャンディアンダンスとは?

スリランカの伝統舞踊のひとつです。その起源は、紀元前4世紀の「コホンバ・カンカーリヤ Kohomba kankariya」という儀式といわれています。雨乞いの踊りであったとも、王様の病の治療のためだったともいわれています。
スリランカの歴史書『マハーワンサ』には、アヌラーダプラ時代(紀元前377年~西暦1017年)に、仏歯の遺物を運ぶ行列の中で舞踊が披露されたことが記されています。インドからの侵略を度々受けたポロンナルワ時代(1055年~1232年)末期には、舞踊もインドからの影響を受けました。14世紀に、キャンディ王朝で一定の成立をみます。

長らく男性のための踊りでしたが、現在は女性にも門戸がひらかれ、たくさんの女性ダンサーが活躍しています。それでも一部の踊りは男性にしか踊ることができません。

1916年に、キャンディで毎年行われるペラヘラ祭り(Kandy Esara Perahera)にてキャンディアンダンスが取り入れられ、先人のダンサーたちによってさらに洗練されていきます。現在も、ペラヘラのキャンディアンダンサーは、象たちと並ぶ華です。
参考サイト: DANCE IN SRI LANKA Historical Influences on Kandyan Dance in Sri Lanka

シーギリヤでキャンディアンダンスを観る

ハバラナカルチャーセンター Habarana Cultural Center

キャンディアンダンスの名の通り、ダンスの中心地であるキャンディにはいくつかパフォーマンスが見られる場所があるのですが、シーギリヤにも近年同様の施設ができました。シーギリヤエリアのハバラナに2022年9月にオープンしました。

司会の方によると、サスティナブルを意識し、建物もなるべく自然の素材を使い、スリランカの伝統的な建築手法を参考に建てられたそうです。天井が高く、室内というのをあまり感じません。(ここだけではないのですが、幕や緞帳がどうにも体育館ぽいのはなぜなのか・・?実に惜しい・・と個人的には思います)

年中無休で、毎日18:30より公演があり、ショーの時間は1時間ほど。午後、ミンネリヤ国立公園のサファリを楽しみ、一息ついた後に参加するのに良い時間帯です。

開演前に衣装の着付けが見られる

18時頃から、入場を待つ間に、ロビーで Ves dance ウェスダンスの衣装の着付けを見せてくれます。
ウェスダンスはキャンディアンダンスの中でも最も熟練したダンサーが踊ることが許され、ペラヘラでも非常に重要なパートを担います。

ウェスダンスで身につけるのは64個の装飾品と決められています。これは神様の衣装のレプリカと考えられているからだそうです。
とても重いようで、見た目の美しさや機能性のみならず、人以外の何かに捧げることが目的の踊りであることが色濃く残されていると感じます。装飾品が広げられ(多くてびっくり)、ときに祈りを捧げながら着飾っていくのはとても興味深かったです。

腰巻から

一人では着られない複雑な衣装

布を幾重にも巻いていく
上半身の装飾は真鍮のビーズと貝殻でできている
この頭飾りが Ves
つける前に祈りを捧げる
耳飾りはマンゴーのような形
Vesは女性が触ると不運が訪れるとされ、触れない
最後に足に音の鳴る飾り スィランブ Silambu をつけて完成

いよいよ舞台鑑賞へ

オープニングの女性グループの踊り

スリランカの知人に聞くと、キャンディアンダンスは、学校の選択授業で習う機会があるそうです。出演しているダンサーもその活動の延長なのか、地域の10-20代の若者たちでした。中にはプロの舞踏団にいてもおかしくないくらいの腕前の踊り手も。何より若い人たちを応援したくなりました。

上級者の女性ダンサーたち
衣装のドレープも美しい
メイクも独特
インド人を模した踊り
ちょっとひょうきん

キャンディアンダンス以外の踊りも、少し観ることができました。
以下はローカントリーダンス。キャンディアンダンスは別名アップカントリーダンスとも呼ばれます。ローカントリーダンスは、スリランカ南部の文字通り低地地帯で発展したダンスです。

仮面を使うのも特徴
躍動感
孔雀のダンス
男女の絡みはあまりない

ダンスの種類はさまざまありますが、衣装の美しさも楽しみのひとつ。こちらのショーは全体的に趣味がよく、特に農村の踊りにはバティックも取り入れられていて、なんて素敵でダンサーに似合っているのかしらとほれぼれしました。

箕(み)など農具を使ったダンスも
脱穀に使う棒(おそらく)
衣装がとても素敵

クライマックスは、やはりウェスダンスです。

そろっているように見えて
やっぱり自由
さすがに力強い
背中も美しい

ショーの最後には、観客もステージに上がって一緒に踊れる時間もあります。ダンサーに混じって写真も撮れます。観光客としてめいっぱい楽しみましょう。

いい感じに撮ってくれた

スリランカでキャンディアンダンスを習ってみたい気持ちがますますふくらむ時間でした。
シーギリヤは、スリランカの中でもっとも観光名所やアクティビティの多いエリアですが、またひとつおすすめの場所が増えました。

こんな方におすすめ

ダンスが好きな方
習ったり、観たりするのが好きな方はもちろん。

音楽が好きな方
太鼓のライブ感のある音楽が楽しめるので、民族楽器などが好きな方にも楽しんでいただけると思います。

他、若者ががんばっているのを見て爽やかな気持ちになりたい人もよいかもしれません。

施設と衣装の美しさ、またシーギリヤにはほぼすべてのお客様が立ち寄るので、私たちはこちらをお勧めすることも多いです。気軽にスリランカの文化に触れられる場所です。ご興味のある方は訪れてみてはいかがでしょうか。

おまけ 開場を待つまで

ハバラナカルチャーセンターの向かいには、軽食を出す名もなきカデー(食堂)があります。よく見ると、さっきお店で紅茶を飲んでいた若い男女が、舞台に立っていたのでした。出演前のダンサーの時間つぶしにも使われているようです。

ホッパー(スリランカのクレープ)を焼くのに大忙しの店主
ビッタラ(卵)ホッパーとカッターサンボル(スリランカの鰹節入りのチリソース)
美味

スリランカの伝統文化に触れる旅もおすすめです!ぜひお問い合わせください。

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