こんにちは、ご訪問ありがとうございます。最近、インスタグラムでスリランカンやヨーロピアンに人気のスポット、スリランカ旅行の新名所、アンブルワワタワー(現地の発音だとアンブルワーワが近い)をご紹介します。
※以下は2019年11月時点の情報です。
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写真で紹介するだけならばインスタでも良いのですが、調べるとスリランカが長年課題としてきたこととの関連も浮かび上がって来、ブログ記事化しました。
目次
アンブルワワ・タワーAmbuluwawa Towerに行ってみた
紹介している日本語サイトはあるのですが、実際に訪れて書いている人はあまりいないようなので、書いてみました。
キャンディから車で1時間〜1時間半ほどの、ガンポラGampolaという町に、この奇妙なタワーはあります。
車では途中までしか行けません。トゥクトゥクに乗り換えて15分ほどで、アンブルワワタワーのふもとに着きます。
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アンブルワワタワーのチケット"
真ん中に黄色いシンハラ文字で「Ambuluwa-wa」と書かれている
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アンブルワワタワーに行くまでのトゥクトゥク"
ちなみに、スリランカのトゥクトゥクはインド製。
ダンジョンか、バベルの塔か、実際は?
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アンブルワワ・タワー全体。"
ご覧の通り、ダンジョン感が半端なく、インパクトは抜群です。コンクリート打ちっ放しの部分もあり、妙な近代感の漂うこの建築、絶妙な気持ち悪さがたまらない人は多そう。モスクワの旧ソ連の建築にも通じるものがあると感じました。
登ってみたい気持ちを抑えて、まずは周りの建物に目を向けましょう。
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アンブルワワタワー入口近くの他宗教施設"
モスク、コーヴィル(ヒンドゥー教の寺院)、キリスト教会が建てられています。
仏教寺院はないのかですって?
実は、アンブルワワタワー自体がストゥーパ(パゴダ、仏塔)なのです。
そう、ここはスリランカで信仰されている4つの宗教の建築が集められているのです。
スリランカは多宗教の国
とてもざっくり言うと、スリランカの7割は仏教徒で、残りの1割ずつがヒンドゥー教、ムスリム、キリスト教徒です。スリランカにはそれぞれの宗教の休日があります。
なお民族的にもとてもざっくり言うと、仏教徒はシンハラ人、ヒンドゥー教徒はタミル人、キリスト教徒はバーガー(西洋人との混血)、ムスリムはムスリム、という傾向・区分になります。もちろん完全に連動してはいません。
お伝えしたいのは、人口2,000万人余りのスリランカは、多宗教・他民族を抱える国だということです。
2019年4月に、「ムスリム」によりホテルやキリスト教会がテロの標的となりました。テロの主要因は宗教以外にもあるでしょうが、わかりやすさゆえに、理由にされてしまっているのは事実と考えます。
この事件に限らず、歴史上スリランカで異教徒間の衝突は少なからず起こっており、スリランカでは内政面でもそれぞれの宗教の尊重・平等を訴えることが課題でもあります。
アンブルワワの歴史とその役割とは
Explore Sri Lankaによると、 アンブルワワが歴史に出てきたのは、14世紀半ばのガンポラ王国の時代です。ガンポラが都となり、アンブルワワ山はその中心に位置していました。他の山と同じように、僧侶の修業の地ともなったと思われます。
近年、アンブルワワはその自然が注目されたようで、2009年にBiodiversity complex and Religions Centre、つまり生物多様性の複合施設と、宗教センターが設けられました。明確には記載されていませんが、アンブルワワタワーもほぼ同じ時期に建設されたと考えて良さそうです。まだ10年ですね。
生物の多様性だけではなく、複数の宗教の共存の象徴として、隣同士に教会や寺院を建てたのです。そのうちの一つがアンブルワワタワーというわけです。
カタラガマ神のように、複数の宗教に渡って信じられる神も多宗教の共存の象徴としやすいのか、カタラガマ(後日こちらも記事化予定)も宗教の共存の場所として開発に力が入れられています。
さあ、登り始めよう!
アンブルワワタワーの意味合いを理解したところで、登り始めましょう。
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アンブルワワタワー登り始め"
下層は中に階段がありますが、途中から外階段だけになります
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アンブルワワタワー登り始め"
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アンブルワワタワー登り始めと景色"
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アンブルワワタワー登り始めと景色"
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アンブルワワタワー登り始めと景色"
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アンブルワワタワーに登る。階段が怖い"
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アンブルワワタワーに登る"
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アンブルワワタワーに登る"
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アンブルワワタワーに登る"
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アンブルワワタワーに登る"
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アンブルワワタワーに登る
階段が狭い"
途中からは、タワーにへばりつくようにして横にならないとすれ違えなくなります。そのうちそれすらもできなくなって、前にいる方々の自撮りが終わるのを待って列が少しずつ進む感じでした。
でもみんな楽しそうなので、一緒に楽しそうな雰囲気を出してみました(が、正直、私は怖い気持ちの方が大きかった)。
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アンブルワワタワーに登る
階段が狭い"
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アンブルワワタワーに登る
景色が絶景"
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アンブルワワタワーに登る
景色が絶景"
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アンブルワワタワーに登る
景色が絶景"
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アンブルワワタワーに登る
自撮り待ち"
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アンブルワワタワーに登る"
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アンブルワワタワーに登る
頂上からの眺め"
ほぼ頂上からの眺め。ほぼ頂上とお伝えしたのは、奥にシンハラ人の若者がいて、最後まで行けなかったからです。
Attractions in Sri Lankaによると、アンブルワワタワーの高さは約48メートル。手すりがあるとはいえ、くれぐれも気を付けてください。
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アンブルワワタワーに登る
頂上からの眺め"
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アンブルワワタワーに登る
頂上からの眺め"
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アンブルワワタワーに登る"
アンブルワワタワーで見かけたのは、たくさんの欧米系(おそらくドイツや東欧)の観光客と、同じくらいのスリランカン(友達同士バイクで来ている人が多かった)。東アジア系は自分以外いませんでした。
そして一人で登っている人も自分以外いませんでしたが、たとえ誰かと一緒だとしても、お互い気を使えないほど余裕がなくなる可能性があるので、これはこれで良かったです。吊り橋効果は抜群?かもしれません。
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アンブルワワタワーに登る"
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アンブルワワタワーを下から"
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アンブルワワ(アンブルワーワ)・タワーを改めて見る"
アンブルワワタワーに登った感想
登っているみなさんが楽しそうなので、それにもつられて楽しい気分になりました。ユニークな体験なるので、一度話のタネに登ってみるのも良いかもしれません。(整備がどの程度ちゃんとされているかは気になりますが・・) 自撮り棒の扱いや、周りの方とすれ違う際は十分注意してくださいね。
風が強い日や雨の日などは、まず登るのをやめたほうが良いでしょう。
個人的には、スリランカの信仰について考える良いきっかけになりました。
旅程への組み込み方
キャンディ観光と組み合わせるのが良いでしょう。私はアンブルワワ・タワーに登った後ヌワラエリヤに向かいましたが、そのルートもおすすめです。
あると良いもの
寧ろできる限り、何も持たない方がいいです。階段は狭く、頂上付近はすれ違うことすらできないので。
インスタグラムで話題になるくらいのショットを撮りたい方は、自撮り棒が必要ですが、私はスマホを落としたらどうしようと、普通の撮影すら手が震えました。
何度も言いますが、上の方は風も強く、冷たい(冷や汗もあるかもしれない・・)ので注意しましょう。
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