コロンボで人気の立ち寄りスポットをご紹介します。
パラダイスロード・ザ・ギャラリーカフェ Paradise Road The Gallery Café です。
バワのオフィスからカフェのオープンまで
かつて、スリランカの誇る建築家、ジェフリー・バワのオフィスとして使われていた場所で、私たちも特に建築好きのお客様から、コロンボ観光時に多くリクエストをいただきます。
もともとクライアントの個人宅としてバワは建築を請け負ったのですが、完成前にキャンセルされたため、バワ自身がコロンボのオフィスとして利用したという経緯があります。バワのメインオフィスは同じくコロンボにあるNo.11ですが、No.11を設計事務所として本格的に利用するまでは、こちらを利用していたようです。
現在はスリランカの有名デザインブランドであり、デザイン製品を販売する企業であるパラダイスロードが所有し、カフェとして1998年にオープンしました。
いざ、お店の中へ
幅15メートル、奥行き70メートルと、細長い敷地ですが、入ってみるとなかなかランダムなつくりに見えます。
店内は白と黒を基調として、とてもモダンな雰囲気。外からの光が効果的に取り入れられており、やはり陰陽の対比が印象的です。
テーブルセットも白黒を基調としていますが、テーブルクロスをよく見ると、手仕事(おそらくバティック)によって白黒が染め分けられています。これがきつくなりすぎず、ナチュラルな雰囲気を醸し出している重要な要素のように感じました。
パラダイスロードギャラリーカフェの名物料理
ホールの方にこちらのお店の名物のお料理を聞いたところ、ブラックポークカレーとのことで、試してみました。シグネチャーメニューも黒なのですね。
ポークは比較的脂身の多い部位を使っており、塩気もきいていて、わりとがっつり系の料理です。お酒にも合う味付けです。付け合わせのゴトゥコラなどの緑の野菜が優しく、口の中をさっぱりとさせてくれます。
黒の色は何で出しているのかとたずねたところ、コリアンダーだそうです。スパイスを黒くなるまで煎っているそうです。ホールの方いわく、「お家で作るのはちょっと難しいよ」(プラス、ニコッという笑顔)とのことでした。
彼によると、美味しいスリランカカレーを作るコツは、「水を足さないこと」だとか。
「素材自体と、肉を洗ったあとの残りの水分だけで充分だから」と。
そう、スリランカではお肉を調理する前に洗うのです。鳥も豚も(おそらく牛も)。
日本ではお肉は洗わないよ、と伝えたところ、「そりゃ日本は清潔だからねえ」という話になりました。ちょっとした違いを知るのも楽しいものです。
ランチも、一休みにも、お酒を飲むにもおすすめ
カフェは午前中から夜遅くまで営業しています。人気のスポットではありますが、ぱっとお茶をして出る人も多く、回転は比較的早いので、満席で入れないなどはあまりなさそうに見受けられます。
夜はかなりムーディーな雰囲気のようで、お酒を飲みながらゆっくりするにも良い空間です。
パラダイスロードの雑貨屋さんも覗く価値あり
敷地内には、パラダイスロードのグッズショップも併設されており、シンハラ文字などの入ったカップなども買えます。ぜひ併せてのぞいてみてください。
コロンボのおすすめスポットをご紹介しました。コロンボ観光を含むバワのツアーのお問い合わせもお待ちしております。