今年3回目のスリランカ訪問を終えまして、前回(2019年7月)から変わった点もいくつか見られましたので、書いて行きたいと思います。
目次
今年の下半期の一大イベント、スリランカの大統領選挙
11月16日に大統領選挙が行われ、前大統領の弟であるゴータバヤ・ラジャパクサ氏が新たな大統領に選ばれました。与党からの出馬であったサジット・プレマーサダ氏は敗戦し、4月に起きたテロやこれに伴う経済の停滞への不満が、選挙の結果につながったようです。
私がスリランカに入ったのは選挙翌日の17日、まさに開票作業中のときで、いつもは混んでいる空港周辺やニゴンボの道がとてもすいていました。スリランカ中の方が、テレビで選挙速報の一挙手一投足に注目していたためです。(その関心の高さに、同行してもらったドライバーに申し訳なく思ったほど)
選挙直後にまさかまたテロが…などと心配がなかったと言えば嘘になりますが、特に何も起こることなく、約一週間の視察がおわりました。
道端の至るところでラジャパクサ氏の当選を祝う人たちの集会(音楽を鳴らして踊ったり、お酒を飲んだり)が行われているのを見ました。
滞在の後半でお会いしたスリランカの方からは、選挙も無事に終わり、ほっとした雰囲気が感じられました。それだけに、次の大統領・政権への期待も高いようです。
前回(7月訪問)から変わったこと
前回と変わったと感じたのは違大きく2点です。
1. 警備のための軍人・警察官が少なくなった
ひとつは、警備のための軍人と警察の数がぐっと減ったことです。7月時点ではものものしい雰囲気もありましたが、今回はそこまでではありません。
出国のために空港へ向かうときも、前回は軍人から観光客(私)のパスポートのチェックと、トランクの中まで見られましたが、今回はドライバーのIDチェックだけでした。
空港の中のセキュリティチェックもずいぶんいい加減(これは良いのか悪いのかはわかりませんが…)になったように思います。
2. ヨーロッパからの観光客の増加
欧米系の観光客がかなり戻ってきたことを強く感じました。
今回はエッラやカタラガマなど、欧米や中国の観光客になじみのある場所を訪れたこともありますが、空港にほど近いニゴンボのホテルや街中でも、ヨーロッパからの観光客がとても多く見られました。具体的な数字はわかりませんが、テロの前に近い水準に戻ってきているのではと思います。
一方で、中国の方にもお会いしましたが、個人の方ばかりで、団体旅行はまだ少なそうです。
日本の方にはマイナーな場所というのもあり、ほぼ会いませんでした。しかしながら、年末や来年のご旅行のお問い合わせも少しずついただいていますので、これから徐々に戻っていくのではないかと予想しています。
3. おまけ スリランカでもOYOが席巻?
ちなみに今回、OYOの看板が飛躍的に増えていました。OYOはインドが本社の不動産会社で、日本ではホテル予約と同じくらいの簡単な手続で賃貸住宅に住めるビジネスモデルで、急速に規模を拡大させています。
スリランカでは既存ホテルのコンサルティングや予約システムの提供が主な事業で、提携しているホテル(そこそこ部屋数のある中級ホテルが多そう)の看板の隣にOYOの赤い看板が並べられていました。
この看板、かなり派手で目を引くので、正直、情緒や雰囲気も何もなく、個人的にはあまり好きになれませんが・・
【参考】バンダラナイケ国際空港からの出国時の流れ
参考までに、バンダラナイケ国際空港からの出発時の手続(フロー)を書いていきます。
- (車で空港に向かう場合)軍によるドライバーのIDチェック
- 空港の入口で、ものすごーく適当なパスポートチェック(日本人だからなのか関係ないのかはわからないが、ぱらっと見るだけ)
- 荷物全部のチェック
- 搭乗券のチェック(前の人は求められていたが、私はなかった。サンプルチェック?)
- 再び荷物全部のチェック(なぜ同じことを2回するかは謎)
- チェックインとバゲージドロップ(前回と変わらず、先頭でお姉さんが窓口に誘導してくれるのでスムーズ)
- 出国審査
- (搭乗ゲートオープン後)手荷物検査(靴も脱ぎます)
こんな感じです。まわりの人を見ていれば、あまり迷うことはないかなと思いますので、ご安心ください。
さほど大きい空港でもないので、スムーズならば空港入場から出国審査終了まで30分もかかりません。
みなさんのスリランカ旅行の参考になればと思います。今回訪れたスポットも少しずつブログにアップして行きますが、よろしければインスタグラムもぜひ、ご覧ください。
https://www.instagram.com/srijasmine_tours/
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