前回の記事では、スリランカバティックの工程をご紹介しました。スリランカのバティック工場は星の数ほどあるのですが、観光と一緒に訪れやすいおすすめのお店を3つ、ご紹介します。
ジャスミンツアーズでは、お客様のスケジュールに合わせて、ご希望の方にバティック工房のご案内をしています。
こちらも参照
目次
1. Henry Batiks ヘンリーバティックス (シーギリヤ)
ダンブッラとシーギリヤの間にあるこちらのお店。大胆な構図と繊細な点のワークが印象的。
2. Batik Fair by Kottegoda バティックフェアバイコッテゴダ (ダンブッラ)
ビビッドな色彩が特徴。抽象画のような特徴的なバティックもあり、ショップ兼ギャラリーも楽しいです。バティックのサリーも試着して写真を撮れます(もちろん購入もできます)
コロナ前は、こちらの工場と店舗には100人ほどが働いていたそうですが、2023年時点では7人とのことでした。コロナ後の観光のしかたも変わっているようで、その対応に苦慮されている様子も伝わってきました。
3. Island & Baba Batiks ババ・バティック (マータレー)
スリランカを訪れる、全ての布好きに伝えたいお店。色彩もどこか日本人好み。シーギリヤとキャンディの間にある、マータレーという町にあります。こちらのタペストリーは躍動感に飛んでいて、今までのスリランカバティックのイメージを変えるものでした。
Baba Batikには2度訪れています。
2022年3月時点
初めて行ったのは、経済危機の真っ最中の2022年3月。ショップに入った途端にパワーカット(停電)、自然光で試着を繰り返すことになりました。カード決済機も使えなくなり、手持ちのルピーを集めて支払いました。コロナ前は50人ほどが働いていたそうですが、だいぶ人数を減らしていました。
お会計に四苦八苦していたところ、気づくとドライバーもサロン(男性用の伝統的な腰巻き)を購入していました。ローカルの人でも買える値段というのがまた魅力です。
2024年3月時点
2度目の訪問は2024年3月末。スリランカではお正月(ここでは毎年4月のシンハラ・タミルのお正月のこと)に新しい服を贈りあう習慣があり、このときは店舗の在庫がかなり少なかったです。少し残念なような、ほっとしたような。
2022年のときより、工房に人も活気もありました。
スリランカのバティックとコロナ
2022年から2024年にかけていくつかの工房を訪れましたが、いずれもコロナ前より人を減らしていました。スリランカの観光の再稼働ともに、彼女たちの生活や作品が認められることを願います。
2度にわたってお送りしてきたスリランカのバティックの世界。
ご興味ある方はぜひ、工房をのぞいてみてください。こんな素敵なバティックのお店があったよ、という情報や、ジャスミンツアーズへのお問い合わせもお待ちしております。