ご無沙汰しております、ジャスミンツアーズ松本です。Covid-19(新型コロナウイルス)の状況はスリランカにおいても依然として不透明な状況が続いています。
この期間を通じて、近い将来また来る自由旅行のために少しずつ準備を進めています。
2020年はスリランカのオンラインツアーに参加したり、オンラインでスリランカカレーを習って自宅で作ったり、シンハラ語をかじってみたり、歩き遍路で改めて旅の良さを実感したりしていました。
2021年は何とかスリランカに行けるよう、またお客様を安全にお連れできるよう、ゆっくりではありますが歩みを進めて参ります。引き続きよろしくお願い申し上げます。
目次
スリランカの最新情報
スリランカ国内の感染状況はどのくらい?
Covid-19(新型コロナウイルス)の感染者は累計で約45,000人、うち死者213人(1月4日時点)。2020年12月頃から現在まで、1日当たり500人前後の新規感染者が発見されています。いわゆる感染の第二波です。
なお、スリランカの人口は約2,100万人で日本の6分の1です。日本でも毎日3,000人以上の陽性者が出ていますから、ごく単純に計算すると同じくらいの数になります。
→スリランカ保険省のHPが参考になります。
スリランカで外出禁止令などは出ている(いた)の?
2020年10月に、ある縫製工場にて端を発したクラスターから、再度の外出禁止令(curfew)や、他の地域との行き来等が制限される隔離(isolation)が行われました。外出禁止令は全て解除されましたが、隔離は現在もコロンボの一部など西部州で継続されています。
→在スリランカ日本大使館のHPが参考になります。
スリランカの海外からの渡航は?
現在、海外からスリランカへの入国はスリランカ政府の許可を受けた人に限定されています。貨物便や人道的な面で必要なフライトは運航しています。
→外務省の海外安全HPが参考になります。
現在、世界的な不況のために、各地で労働者として働いていたスリランカ人の多くが職を失い、約68,000名が帰国を望んでいるということです。一方でスリランカ国内にいる人からは、感染拡大のリスクから、帰国に関しては否定的な意見も聞きます。
68,000 Sri Lankans awaiting return: Foreign Secretary
スリランカの観光再開に向けてのニュースは?
12月末から1月にかけて、ウクライナからの観光客を試験的に受け入れています。合計で約2,600名を受け入れ予定です。観光客は隔離期間や予め決められた日程で、合計1カ月程度滞在します。スリランカとしては、これがコロナを前提としたパイロットプロジェクトだそうです。このニュースは現地の観光業に従事していた仲間たちの間では歓迎されていました。
しかしながら、年末に受け入れたウクライナ人観光客からさっそくコロナウイルス陽性者が出ていることもニュースになっています。今後の状況はまだわかりません。
Sri Lanka’s high-risk gamble with tourism amid UK’s new COVID strain
→ウクライナからの受け入れを「ギャンブル」と伝えています。
adapt to new COVID-19 world, the ‘New Normal’
→こちらは政府目線の好意的な記事。
185 tourists land at MRIA after nine months: AASL
Nearly 2,600 Ukranian tourists to arrive in SL till Jan.19
Three more Ukrainian tourists test positive for Covid-19
より感染力の強い変異種や、各国のワクチン開発状況は、スリランカでも話題です。
日本とスリランカの対応、違いはある?
正直、この半年以上日本とスリランカの対策や感染状況を見比べてきて、良くも悪くもどっこいどっこい、というのが私の所感です。
私の知る限り、スリランカ政府の行った保証は1人あたり5,000ルピー(≒3,000円)のみです。
日本では10万円もらえているし、持続化給付金等や飲食店向け事業者への補償もありますから、日本政府のほうが手厚いです。
(なお、スリランカの一人当たりGDPは年間約4,000USD、日本の約10分の一)
日本と同様に、経済の回復と感染拡大の防止の両立にかなり苦慮しています。2019年4月にテロがあり一度大幅に経済は凹みましたので、スリランカのほうがより切実かもしれません。上述したウクライナ観光客の受け入れもその一環で、観光客受け入れを早期再開したい政府の狙いが感じられます。
→2021年1月21日より、再開しました。詳細はこちら
マスクをしていなくて逮捕、というニュースがスリランカではちょくちょく見られます。ひどいと留置されるそうです。
クリスマスシーズンはキリスト教徒や仏教徒もなんだかんだでパーティーの多い季節です。現地の知人はいつもより「かなり小さい規模で、頻度を減らして」パーティーに参加していたようです。もともと人と人との距離感はスリランカのほうがかなり近いですから、彼らなりにだいぶ我慢しているかもしれません。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
一日でも早く、スリランカでも日本でも、効果的なワクチンが接種できるようになり、旅行が実現しますように。
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