スリランカの宝物のようなブティックホテルシリーズ、2回目はこちらです。
De Saram House by Geoffery Bawa デ・サーラム・ハウス
~コロンボの泊まれるバワ建築
デ・サーラム・ハウスは、建築家ジェフリー・バワが1986年、Druvi and Sharmini de Saram ドルヴィ・デ・サーラム氏とシャルミニ夫人のために、もともとあった2棟の小さな住宅を改修してつくった邸宅です。スリランカを代表するピアニストの一人であるドルヴィ氏のため、家の中心には音楽室が設けられています。
2019年にはジェフリー・バワ・トラスト(バワ財団)が建物の修復と管理を引き受け、現在は宿泊施設として利用されているほか、事前予約制のガイドツアーでも見学できます。
コロンボ7区という、日本で例えると青山あたりの高級住宅街にあります。ですのでホテルの周りも比較的落ち着いています。
ロビー兼ダイニング

私は早めにチェックインして、ロビーで日本とweb会議をしていたのですが、zoomでロビーを映すたびに相手からはおおっ、と言われました。ロビーの中に木が植えられ、窓からはブーゲンビリアなどが彩りを添えます。


お部屋
部屋数はわずか4室。エントランスロビー兼ダイニングを中心に、お部屋があります。
私はその中の一室に宿泊しました。お部屋の中には階段があり、バーバラ・サンソーニによるデザインのタペストリーやクッションがお部屋を引き締めます。窓の位置や、そこから差し込む光の変化も楽しめます。



コンセントの差し込み口やエアコンなどの工業製品は、なるべく目立たないように配置されたり、色を塗られたりしていて、デザイナーの感度の高さを感じました。(私のスーツケースやバッグが浮いています)
お部屋や水回り、共用部も清掃が行き届いており、清潔です。

シャワールームは半外でした(目隠しはあるので、ご安心を)。

朝になると、お部屋の窓からベッドサイドに光が差し込み、天然の目覚まし時計のようでした。
おすすめの時間帯は、朝
De Saram House でおすすめの時間帯は、朝です。
スタッフがロビーを箒で掃除する音が聞こえます。

朝はロビーの天井に池の光が反射して、爽やかさがいっそうアップ。スタッフの方によれば、やはりバワが計算して設置したものだそうです。じっくり滞在して、時間帯による変化を味わうのがおすすめです。

宿泊せずに見学も可能
デ・サーラム・ハウスは比較的気軽に泊まれる金額のバワ建築ですが、見学も可能です(事前予約制)。2026年8月現在、2,000LKRです。詳細は公式ページをご覧ください。
強いてマイナスポイントを挙げるなら・・
強いてマイナスポイントを挙げるとすると、仕方のないことですが、個人宅として建てられたため防音性は弱く、人によっては気になるかもしれません。
ベッドはお部屋ごとに一台のため、友人同士でわいわいよりは、カップルや一人旅向けです。
スタッフの方はフレンドリーで親切ですが、予め伝えておいた時間通りに朝食が始まらなかったりと、少々サービスの”ゆるさ”はあります。Wi-Fiはスロウでしたが、電波はあるので予めSIMカードがあれば困りません。

それらを差し引いても、このホテルでの宿泊体験は素晴らしいものでした。宿泊者同士、大きなひとつのダイニングテーブルを囲んで食べる朝食は、不思議とホテルのような民宿のようなあたたかさがありました。
ちなみに、スタッフは時間帯によってドレスコードが決められているらしく、朝は白いシャツに青いサロン(スリランカの民族衣装)でした。彼らとの会話や、どんなシフトで働いているかなども面白かったです。

※情報は2024年10月宿泊時点のもの
デ・サーラム・ハウスは、コロンボに滞在しながらバワ建築の中でゆっくりと時間を過ごせる、貴重な宿泊施設です。宿泊せず、ガイドツアーで見学することもできます。
コロンボではこのほか、バワの元オフィスを利用したパラダイスロード・ザ・ギャラリーカフェも人気の立ち寄りスポットです。
ジャスミンツアーズでは、デ・サーラム・ハウスへの宿泊や見学を、観光タクシーやほかのバワ建築と組み合わせてご案内しています。旅程例は、ジェフリー・バワ建築を巡る7日間モデルプランをご覧ください。












