こんにちは、ご訪問ありがとうございます。
先日のスリランカ視察の記事を少しずつアップして参ります。今回はご関心の方も多い、スリランカでのアーユルヴェーダについてです。
アーユルヴェーダとは?
アーユルヴェーダについては様々なサイトで触れられていますが、大変ざっくりした説明をしますと、元々はインドで始まった医療行為です。
その起源は2,000年前とも3,000年前とも言われています。インド起源ではありますが、現在ではスリランカでも発展し、生活に根付いています。
アーユルヴェーダ医師が患者それぞれの心身の特性や体調に応じて、自然由来のハーブやスパイスを処方して治療を行います。日本人には漢方による治療のイメージが想像しやすいかもしれません。
私が接するスリランカの人たちは、西洋医学の病院とアーユルヴェーダ医学の病院を症状(例えば骨折の場合はアーユルヴェーダなど)によって使い分けしているようです。
最近ではご存じのとおり、観光客を中心に、心身リフレッシュやメンテナンスのために行う施術・体調に応じた食事の提供・ヨガトリートメントなどの全般の意味で使うことが多いです。
欧米系の長期のバケーションを取りやすい方には、3週間~数か月間アーユルヴェーダ施設で過ごすこともありますが、私たち日本人にはそのような過ごし方はなかなか難しいもの。
そこで、数時間で手軽にアーユルヴェーダを体験できる施設に行かれる方も多く、お問い合わせもよくいただきます。
お客様にいくつかおすすめしている施設はございますが、今回は空港のある街、ニゴンボ(現地のシンハラ語では「ミーガムワ」と呼びます)で比較的リーズナブルなアーユルヴェーダ体験をしましたので、その様子をレポートします。
※当サイトでは、アーユルヴェーダ施設のみの手配は承っておりません。カーチャーターと合わせてのご紹介になります。また、経営者の変更などでサービスレベルが変わるおそれもあるため、ブログでは具体的な施設名は伏せさせていただきます。ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。
アーユルヴェーダリゾートを体験!
私も今まで二回行きましたが、満足行くものでした。
このアーユルヴェーダ施設のポイント
- 空港から近い。旅程の最初や最終日に予定を組むことができる。
- 便利な立地。ニゴンボのホテルが密集している場所からもすぐ。ただ大通りに面していない住宅街の中にあり、落ち着いて過ごせる。
- 清潔感がある。施設内だけではなく、用意してくれるバスタオルなども清潔。
- 創業2005年と、比較的長く営業している。
- セラピストさんたちが笑顔でホスピタリティがある。
1日コース(3時間)を受けましたので、以下その紹介です。
アーユルヴェーダ1日コース(3時間) の概要
- 施術内容
- 全身オイルマッサージ&フェイシャルマッサージ
- シロダーラ
- スチームバス又はサウナ
- 水とハーブティーで休憩
- シャワー&フラワーバス
- フルーツのサービス
まずは伝統的なハーバルオイルを用いたオイルマッサージからです。いくつものハーブを煮出したオイルは、ほのかに木の実のような香ばしい匂いがします。これを用いて、頭皮マッサージ→首・肩→足・手・それから全身とマッサージされます。セラピストさんにより少しずつ身体がほぐれ、あたたかくなってきます。顔もクリームでマッサージされます。
マッサージ室はやや薄暗く、窓から入る風や鳥の音でとてもリラックスできます。
続いて、アーユルヴェーダで最も有名な施術と思われる「シロダーラ」です。ガイドブックには必ず写真付きで載っていますので、ご存じの方も多いでしょう。
温めたハーバルオイルを、金属製のろうとのようなものに入れ、仰向けに横たわった患者のおでこに細く垂らし続けます。オイルはおでこから頭皮にゆったりと行き渡っていきます。最初は少し不思議な感覚ですが、じんわりとリラックスできます。個人的に美容室の頭皮マッサージが好きで良く受けるのですが、シロダーラには勝てません (感覚には個人差があります) 。
全身をほぐしてゆるめて、スチームバスかサウナで一気にデトックスです。スチームバスでは、身体がすっぽり入る木製の箱の中に入り、下から炊かれるハーブの成分を含んだ熱い蒸気を顔以外に当てます。感覚としては、日本の指宿の砂むし風呂に近いです。汗と一緒に、疲れも流れ出ていき、終わるころには身体が軽くなった感じがします。
セラピストの方は温度を確かめながら、こまめに顔の汗を拭ってくれました。「hot?」などと聞いてくれるので、カタコト英語やジェスチャーで要望を伝えられます。安心してください。
サウナが終わると、風の通る場所に案内され、水とハーブティー(サマハン)を出してくれます。座り心地の良い椅子で休むこの瞬間が一番爽快でした。
水はもちろんペットボトル、椅子に引いてくれるバスタオルも清潔です。
シャワーでオイルを洗い流し、最後はフラワーバスです。ハーブの色のついたぬるめのお風呂にはお花が浮かべられています。
お風呂まで入っていることが、このコースの一つのポイントです。スリランカに限らず、アジアでスパを受けた際には、施設によってはお風呂がなく、オイルが身体にベトベトした状態で施術が終わることがあります。本来はオイルをつけた状態でしばらく過ごすことが理想的ではありますが、観光途中ですと、洋服への色映りなど気になる方も多いのではないでしょうか。
着替えて支度をすると、最後にまたハーブティーと果物を出してくれます。果物が一段と美味しく感じられると思います。満足された場合には、セラピストさんへのチップもお忘れなく。(施術料の10%が目安です)
施術メニューは他にもオイルマッサージのみやシロダーラのみなど豊富にありますが、満足度やコストパフォーマンスを考えても、この一日パッケージがおすすめです。
日頃のお忙しい生活の中の疲れ、旅の疲れを癒しに、旅程に組み込まれてみてはいかがでしょうか。
空港近くのこちらの施設の他、スリランカ各地のアーユルヴェーダ施設もご紹介しています。ジャスミンツアーズにお気軽にお問合せください。
※アーユルヴェーダ施設のみの予約は承っておりません。あくまでカーチャーターによる現地のご案内の付随的なものとお考えください。