スリランカブログ

スリランカが海外観光客の受入を再開-今すぐ旅行できるの?

こんにちは、ジャスミンツアーズ松本です。一部でニュースになっていますが、2021年1月21日より、スリランカでは海外からの観光客の受入を再開しました。

詳細はSri Lanka Tourist Board(スリランカ観光省)の特設ページ(英語)をご参照ください。現在英文のみですが、観光客向けのリーフレットは、今後日本語にも翻訳されそうです。
私たちのお客様を念頭に置いて要点をお話します。※以下は1月26日時点の情報です。今後変更になる場合があります。

スリランカ観光客の受け入れ再開、その要点は?

1.入国後、隔離期間はどのくらい必要なの?

スリランカ入国後の隔離期間はありません。また、最低宿泊数もありません。
理論上は数日での短期旅行が可能です。

2.スリランカ旅行、事前に何を準備すればいいの?

これがキモになるところです。いくつか手続が必要になります。

  • ホテルの予約(どこに泊まれるかは4.に記載)
  • Covid-19保険料の支払(USD12)
  • PCR検査費用の支払(USD40/回。回数は滞在日数による)
  • 観光ビザの申請
    ※ “Visit Sri Lanka”というアプリを構築中で、リリース後には当アプリで保険料と検査費用を申請・支払するそうです。現地での追跡にも利用するようです。
  • 観光プランの決定
    ※ホテルまたは承認を受けた旅行会社を通じて、予め旅程を確定する必要があります。旅行会社は交通手段を確保し、Area Medical Officer of Health(地域医療担当官)やスリランカ観光開発局に届け出る必要があります。

3.入国前に日本でPCR検査は必要?

必要です。搭乗96時間以内にPCR検査を受け、陰性である必要があります。

4.どんなところに泊まれるの?

スリランカ各地の「Level1」ホテルに宿泊(Level1 ホテルリスト)。高級ホテルが多いです。
宿泊者は、プールやアーユルヴェーダ施設等含めた、全てのファシリティが利用できます。

5.スリランカのどこに観光できるの?

1/26時点で、観光場所は15か所(+土産物2店舗)に限定されています。国立公園や野外の遺跡がほとんどです。
時間帯や曜日(平日中心)を限定し、ローカルの観光客とかぶらないようにしているようです。

6.スリランカの知り合いには会えるの?

スリランカ入国後、15日目以降でないと会えません。

7.バスや電車の公共交通機関は使えるの?

スリランカ入国後、14日間が経過するまでは利用できません。14日経過後も、利用は控えてください。

8.ワクチン接種した場合は対応が変わるの?

変わりません。同一の対応が求められます。

9.一体、どれくらいの人数が来ると見込んでいるの?

具体的にはわかりませんが、観光客向けのPCR検査上限は1日当たり2,500件、近々に3,300件に対応する予定とのことです。
ちなみに、スリランカの外国人観光客数は、2018年に233万人、2019年は191万人でした(スリランカ観光省の統計より)。

10.結局、今はどんなスリランカ旅行ができるの?

スリランカ入国後の14日間は、”bio-bubble”といって、海外からの観光客は完全に断絶した状況下で管理されます。海外観光客とスリランカ在住者双方を感染リスクから守るためです。

海外観光客向けのリーフレットより

海外からの旅行者とローカルの人々が接触しないように、空港からホテル、観光地への移動も別ルートで管理されます。(旅行会社には、移動中の食事場所やトイレ休憩の場所も旅程に記載し、予め保健局に確認する必要が求められています)
この状況下ですと、

  • アーユルヴェーダ施設のあるホテルに宿泊し、治療を受ける
  • 海沿いのリゾートホテルでのんびりする

などの「おこもり旅」ならできそうです。あとはがちっと予定を決めたパッケージツアーでしょうか。
個人でアクティブにスリランカを移動したり、旅の醍醐味は未知なる人とモノとの交流と考えたりする人には、まだ制限が多すぎます。

日本人がスリランカから日本への帰国時に求められること

厚生労働省の水際対策の抜本的強化に関するQ&A(令和3年1月13日時点版)に詳しく掲載されています。要点は以下です。
国籍を問わず、同一の対応が求められます。

  • 出国前72時間以内の検査証明を取得すること ※1
  • 検疫所長が指定する場所(自宅など)で入国(検体採取日)の次の日から起算して14 日間待機する滞在場所を確保すること
  • 到着する空港等から、その滞在場所まで公共通機関を使用せずに移動する手段を確保すること
  • 新型コロナウイルスの検査を受けること

※1 陰性証明を提出できない場合、検疫所が確保する宿泊施設等で待機。入国の次の日から起算して3日目に検査を行い、陰性と判定された場合、入国の次の日から起算して14日間までの残りの期間を自宅等で待機。
陰性証明を提出できる場合、検疫所長が指定する場所(自宅など)で待機。

14日間以上の隔離期間が必須です。
自宅等での待機とはいえ、「帰国後14日間は自宅勤務するから旅行に行きたい」と言える人は、勤め人にはわずかでしょう。
なお、2021年1月現在、お隣のインドは入国拒否になっていますが、スリランカは入国拒否対象国ではありません。

で、今すぐスリランカ旅行に行けるの?

正直なところ、まだ早いと思います。

ジャスミンツアーズ営業再開の見込み

私たちはいわゆるサラリーマンやそのご家族を主なお客様としていますので、お休みの取れる範囲で観光できる状況になるには、何点かまだハードルがあると考えます。以下の要件がみたされれば、予約受付の開始を予定しています。

  • スリランカ航空の成田~コロンボ便が、往復共に週1便以上の通常運航になること
    (1月末まで成田→コロンボ便は運航していません。2月以降は週2便になります。しかしながら、1/26時点では通常の予約サイトでは予約ができないようなので、事前に大使館等に連絡が必要です)
  • スリランカ居住者との接触が初日あるいはそれに近い日から可能になること(現在は15日目以降)
  • 日本帰国後の14日間の隔離期間の撤廃あるいは軽減

今、できること

制約は多いですが、他国に先駆けて海外からの旅行客の受け入れを始めたことは大きな前進で、スリランカ好きとしてもうれしいことです。
今後、もう少し自由な観光ができるときのために、今何ができるでしょうか。

ブログでスリランカを知る

弊ブログでもいくつか紹介しています。おすすめ記事はこちら

オンラインツアーに参加する

旅行会社やそうでない方も、オンラインツアーが盛んに行われています。実際に行くものとは違った体験になりますが、魅力いっぱいのツアーもありますので、参加をご検討されてはいかがでしょうか。

SNSでスリランカを知る

手前味噌ですが、ジャスミンツアーズのインスタグラムアカウントもシェアしておきます。


SNSでスリランカ人のお友達を見つけたという方もいます。向こうに行けたときの楽しみを増やしておくのもいいですね。

日本のスリランカ料理店を開拓する

緊急事態宣言下で、会食は控えるべきですが、実は今、日本ではスリランカ料理店の開店ブームです。月に1店ずつくらい増えています。
カレーはもともと個食に向いていますし、テイクアウト対応のお店も多いです。ぜひお近くのスリランカ料理店を探してみてはいかがでしょうか。

お気軽にお問い合わせください

気になる点やご質問がございましたら、下のボタンよりお気軽にお問い合わせください。

おすすめ記事

関連記事一覧

最近の記事

ブログカテゴリー

PAGE TOP